佐々木 高恒 の 「 椿 峰 と 周 辺 の 植 物 歳 時 記 」

〔 カ ナ メ モ チ 〕


     カ ナ メ モ チ


     


 カナメモチ(要黐)は日本に昔からある木で芽吹きの美しさが好まれて庭木特に生垣によく用いられています。
 扇のカナメ(要)に使われてモチノキ(黐の木)に似ているからカナメモチと呼ばれますがモチノキの仲間ではありません。
 材質が固いので鎌や鍬の柄などにも使われるようです。
 葉の新芽が赤く成熟すると緑色になるのでアカメモチとも呼ばれます
 5月頃白い花を咲かせ秋には赤い実がなりますがあまり注目されず、この木の見どころはやはり春の赤い芽吹きにあるようです。