佐々木 高恒 の 「 椿 峰 と 周 辺 の 植 物 歳 時 記 」

〔 キ ラ ン ソ ウ 〕


     キ ラ ン ソ ウ


   ― 身近に観られる山野草① ―


 キランソウ(金瘡小草)は丘陵や草地に生えるシソ科の多年草です。

 冬から芽を出し茎を四方に出して地に這います。葉は2~3㎝の長楕円形で地面にへばりつくように広がります。

 この様子から「地獄の釜の蓋」と云う変わった別名もがついています。

 4月頃濃い紫色の花を咲かせます。花も葉も昔から民間薬として使われたようで名前はそこからだろうという云う説が有ります。