佐々木 高恒 の 「 椿 峰 と 周 辺 の 植 物 歳 時 記 」 |
〔 ジ ロ ボ ウ エ ン ゴ サ ク 〕 |
ジ ロ ボ ウ エ ン ゴ サ ク ― 身近に観られる山野草② ― ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)は道端や林の縁に生えるケシ科の多年草です。 面白い名前ですが次郎坊は伊勢地方でスミレを太郎坊、この草を次郎坊と呼んでいることからついたもの。延胡索は地下茎を薬にした漢方名です。 葉は長い柄のある3出複葉、茎は10㎝前後です。四月頃茎の先に仲間のムラサキケマンに似た形の薄紫色の花を咲かせます。 小さい花なので見過ごしやすいですが菩提樹池周辺に生えています。 |