佐々木 高恒 の 「 椿 峰 と 周 辺 の 植 物 歳 時 記 」

〔  コ  バ  ン  ソ  ウ  〕


     コ バ ン ソ ウ


    


 コバンソウ(小判草)はヨーロッパ原産のイネ科の1年草で、明治時代に観賞用として導入された帰化植物ですが、野草化して今は雑草扱いです。

 葉はイネ科独特の線形で5~10㎝、5月頃茎の先に円錐花序をつけ下垂する枝先に小判形の小穂を下げます。熟すと褐色になります。

 名前はこの小穂を小判に見立てたものです、これを麦俵に見立ててタワラムギと言う別名もあります。
 椿峰にも空き地や土手に生えています。