佐々木 高恒 の 「 椿 峰 と 周 辺 の 植 物 歳 時 記 」

〔  セ リ バ ヒ エ ン ソ ウ  〕


    セ リ バ ヒ エ ン ソ ウ


     ― 初夏の野の花 ―


 セリバヒエンソウは中国から明治時代に渡来した新しい帰化植物です、関東中心に東日本に多く見られます。

 キンポウゲ科の一年草で葉はセリのような三裂羽状葉です。五月頃枝先に淡紫色の可憐な花を咲かせて、花後3本の角の様な実を付けます。(左端青枠で囲ったもの)

 葉がセリに似て、花がツバメの飛ぶ姿を思わせることから「芹葉飛燕草」と呼ばれます。

 写真は、誓詞橋の砂川堀の土手で撮ったものです。