佐々木 高恒 の 「 椿 峰 と 周 辺 の 植 物 歳 時 記 」

〔 ム シ ト リ ナ デ シ コ 〕

     ムシトリナデシコ

     < 初夏に咲く帰化花-2 >


 ナデシコ科の越年草でヨーロッパから江戸時代に導入されたものです。
 茎上部の葉の下に粘液を分泌しそこに虫が(蟻など)付着することからこの名がありますが、食虫植物ではありません。
 5月~6月枝先に5弁の紅色の花を咲かせます。


     ヒルザキツキミソウ

     < 初夏に咲く帰化花-1 >
 アカバナ科の多年草で、北米から明治時代に導入されたものです。
 マツヨイグサの仲間で昼に咲くのでこの名があります。5月に桃色の花が咲きます。

     アカバナユウゲショウ

     < 初夏に咲く帰化花-3 >
 アカバナ科の多年草で、北米から明治時代に導入されました。
 赤い花が夕方咲くことからこの名がありますが、昼間でも咲いています。
 5月~9月にピンクの4弁花を咲かせます。