佐々木 高恒 の 「 椿 峰 と 周 辺 の 植 物 歳 時 記 」

〔  ホ タ ル ブ ク ロ  〕


    ホ タ ル ブ ク ロ


    


 ホタルブクロ(蛍袋)はキキョウ科の多年草で日本でも全国的に観られる懐かしい花の一つです。

 茎は直立して40~50㎝、根生葉は卵心形茎の葉は長卵形です。6月頃大きめの鐘形の花(学名のカンパニュラは小さな鐘の意)を咲かせます。

 名の由来は花に蛍を入れて遊んだからとも、花を提灯の古名「火垂」(ほたる)に見立てたものとも言われます。

 この時期花屋さんにはカンパニュラの園芸種(ツリガネソウ、フウリンソウ)がいろいろ出回ります。