佐々木 高恒 の 「 椿 峰 と 周 辺 の 植 物 歳 時 記 」

〔  ハ ン ゲ シ ョ ウ  〕


     ハ ン ゲ シ ョ ウ


     ― 半夏生に咲く ―


 7月2日は暦では半夏生(ハンゲショウ)<夏至の日から11日目で春の農作業を終わらす日>でした。

 植物のハンゲショウはドクダミ科の多年草です。主に湿地帯に分布し、庭にも植えられますが最近少なくなり絶滅危惧種に指定されています。

 丈は60~80㎝で葉は10~15㎝長卵形で互生します。花はこの時期に茎頂に花穂を付けますが、面白いことにその時葉の一部が白くなります。(この他にマタタビにもこの現象があります)

 名の由来はこの時期に咲くので半夏生又は葉の一部の片面が白くなるので半化粧と呼ばれます。