佐々木 高恒 の 「 椿 峰 と 周 辺 の 植 物 歳 時 記 」

〔  タ  マ  ス  ダ  レ  〕


    タ マ ス ダ レ


   ― ヒガンバナの仲間 ―


 タマスダレ(玉簾)はヒガンバナ科の球根草です。南米原産で日本には明治初期に園芸用に導入されましたが今は野生化もしています。

 葉は細長く15㎝ほどで土から直接出ます。8月~10月に女学校の校章の様な清純な感じの白い6弁花を上向きに咲かせます。

 名前の玉簾は白く美しい花を「玉」に、葉が集まっている様子を「簾」に例えたものですが、他にゼフィランサス又はレインリリーの別名があります。