佐々木 高恒 の 「 椿 峰 と 周 辺 の 植 物 歳 時 記 」

〔  ホ  ト  ト  ギ  ス  〕


    ホ ト ト ギ ス


   


 ホトトギス(杜鵑草)はユリ科の多年草です。原産は東アジアと言われていますが、日本の固有種もあるようです。

 葉は互生して長楕円形で初めはカタクリの葉に似ています。10月頃茎頂と葉のわきに、白地に濃紫の斑点のある漏斗状鐘形の花を咲かせます。
 花弁は6枚で花柱が目立ちます。園芸用は花の数が多いタイワンホトトギスが一般的ですが他に花の色が違う物(黄色や白色)や咲き方の違うもの等多くの種類があります。

 名前は花弁の斑点が鳥のホトトギスの腹の模様に似ていることからこう呼ばれます。