佐々木 高恒 の 「 椿 峰 と 周 辺 の 植 物 歳 時 記 」 |
〔 ユ ズ 〕 |
ユ ズ ― 冬至の植物歳時記 ― 12月21日は冬至、一年で最も日が短い日です。冬至と言えばカボチャ煮(地方によってはカボチャの汁粉)と柚子湯です 柚子はミカン科ミカン属の植物ですが、寒さに強いためこの辺でもよく植えられています。桃栗3年、夏8年、柚子の大馬鹿18年と云われるほど成長が遅いことで知られています。日本には飛鳥時代に渡来したと云われています。 冬至の柚子湯は血行を良くして風邪をひかないと言われますが、他にも柚子茶、柚子味噌、柚子胡椒、ゆべし等調味料やお菓子にまで利用範囲の広い果物です。 柚子は香りの良い本柚子が多いが、他に成長が早く小ぶりながら実成りが良いので人気の一歳柚子(下)や実が30倍もある獅子柚子(上)等があります。 |