佐々木 高恒 の 「 椿 峰 と 周 辺 の 植 物 歳 時 記 」

〔  イ  イ  ギ  リ  〕


    イ イ ギ リ


     ― 冬を彩る木の実たち ―


 イイギリ科の落葉高木で樹高は20メートルにもなります。
 葉は大きなハート型で、5月頃に淡いグリーンの花が房状に集まって咲きます。
 実も房状で秋から赤くなりますが、葉を全て落としたこの時期に赤色が一段と鮮やかさを増して青空に映え冬景色に彩りを添えてくれます。

 名前の由来は葉っぱでおむすびを包んだので「飯桐」イイギリ。別名を「南天桐」ナンテンギリとも云いますがこれは実の色と形が南天に似ているから。

 椿峰では中央公園バス停前の第三文化幼稚園の園庭に有りますので散歩の途中に足を延ばしてみませんか…