佐々木 高恒 の 「 椿 峰 と 周 辺 の 植 物 歳 時 記 」

〔  マ   ン   サ   ク  〕


    マ ン サ ク


   ― 紙細工のような花びら ―


 2月4日は二十四節気の一つ立春です。寒い毎日ですが暦の上では春の始まりで、緑道のマンサクが今春一番花を咲かせています。

 マンサク科の落葉小高木で幹は細く筋張る。葉はやや丸くて大きいです。

 2月、春に先駆けて花びら4枚、萼4枚の黄色い花を咲かせます。花びらは細長く少しよじれていて、紙細工を思わせる面白い花です。<

 名前は黄金色の花が密に咲くことから「満作」とも、春一番に咲くことから「先ず咲く」がマンサクになったとも言われます。

 地味で目立たない花ですが良い香りがします、緑道のコミュニティ会館の前のあたりに4~5本あります。