佐々木 高恒 の 「 椿 峰 と 周 辺 の 植 物 歳 時 記 」

〔  シ  ャ  ク  ナ  ゲ  〕


    シ ャ ク ナ ゲ


   


 4月20日は二十四節気の一つ穀雨でした。穀雨はたくさんの穀物をうるおす春の雨が降る頃のことですが、恵みの雨の中で庭のシャクナゲが咲きだしました。
 シャクナゲ(石楠花)はツツジ科の常緑広葉樹の低木です。日本でも各地に分布していますが、種類は多く栽培種も入れると1,000種を超えると言われます。
 葉は長楕円形で輪生します。4~5月頃枝先に数個から10数個の5弁花をまとめて付け球状に咲きます。花色は白、赤、黄にその中間色まで色々です。
 名前は中国の石南花をシャクナンゲと読んだものから変化したものとの説が有ります。
 写真は今日家の庭で撮ったものですが、栽培種にに近い「西洋シャクナゲ」の一種だと思われます