佐々木 高恒 の 「 椿 峰 と 周 辺 の 植 物 歳 時 記 」

〔  オ シ ロ イ バ ナ  〕


    オ シ ロ イ バ ナ


    ― 夜に優雅に香る ―


 7月23日は二十四節気の一つ大暑です。暑気が極みに達するころで熱中症に気を付けましょう。
 オシロイバナ(白粉花)は南米原産の多年草で、江戸時代に渡来し野生化もしている帰化植物です。草丈は50~60㎝くらい、葉は先が尖った三角状卵形で対生します。
 7月~9月に花筒の長いラッパ型の花を咲かせます。花は夕方に咲き始め朝方しぼむ一日花ですが、次々咲き続けます。花色は赤、白、黄色等です。又花に芳香あり、夜の散歩の時など近づくと優雅な香りがします。
 名前は花後に出来る黒い種を潰すとオシロイの様な白い粉状のものが詰まっていることからです。
 余談ですが五木ひろしの歌う「おしろい花」は私の持ち歌の一つです。