佐々木 高恒 の 「 椿 峰 と 周 辺 の 植 物 歳 時 記 」

〔  セ イ ダ カ ア ワ ダ チ ソ ウ  〕


    セイダカアワダチソウ


    ― 黄色が鮮やか ―


 10月23日は二十四節気の一つ霜降でした。朝が冷え込み夜露が霜に変わるころですが、今空き地などにセイタカアワダチソウが綺麗に咲いています。

 北アメリカ原産の帰化植物で、明治時代に観賞用に導入されましたが野生化して戦後大繁殖しました。
 一時花粉アレルギーの元凶とされましたが、濡れ衣です。反対に若葉や花は食用になりますし、薬用にも使われ、10月~11月に鮮やかな黄色の頭花を円錐状に咲かせる花も綺麗です。

 名前はアキノキリンソウの別名アワダチソウより草丈が高いことからで、2m以上になります。