写真の背景を削除する

写真の背景を削除して、別の背景に置き換えて、中心のテーマを引き立たせたい時があります。この操作は「Office」の共有テクとして「word」「excel」「power point」などに用意されている共通技術です。
どのアプリでも使える便利な機能ですので、覚えておくと応用範囲が広がります。

ワードで、新規に白紙のページを開く

  1.  「Word」を立ち上げて ①「ホーム」②「新規」の「白紙の文書」をクリック

  2.  次頁のように白紙のワードが立ち上がる

立ち上がったワードに写真を取り込みましょう

  1. ワードが立ち上がったら、挿入
  2. 画像
  3. このデバイス
  4. ♡ ちょっと一言

    MicroSoftの「Office」も、主に会社で使われていた時代から徐々に個人向けの機能が追加され。今は「Microsoft365」として統合化されてきました。エクセルは表計算!ワードは文書!パワーポイントはプレゼンテーションなどと固定概念で使うのでなく、あなたが馴れたアプリを使えば良いでしょう。「背景の削除」は三つのアプリのどれにも取り込まれています。

「図の挿入メニュー」で目的の写真を選択します

  1. 目的の写真にチェックを入れて…
  2. 左図では見えませんが、図の挿入メニューの右下に「挿入」ボタンがあります。
    ボタンをクリックすると、下図のように写真がワードに取り込まれます。
  3.    

準備は終わりました、それではワードで「背景を削除」をしてみましょう!

  1. 「図の形式」タブの「背景の削除」をクリック。左図のように削除される範囲が、赤紫に変わります。但しこれでは腕の部分や胸の部分まで削除されてしまいます。「設定し直す」というコマンドで修正出来ます。次項で説明します。
    写真撮影の時に背景と残すべき本体の色を変えるとか明暗を変えるとか、出来るだけ条件を変えると簡単に背景を削除することができます。
  2. 下図は「PowerPoint」で同じ「背景の削除」をしているところで、「Word」とまったく同じです。
  3.   

削除する領域を修正しましょう


動作なので、以降はチョット想像を働かせながら読んで下さい。修正するには、消したいところ(消えたところは透明になります)が赤紫色に、残したいところが元の写真のままになっていれば良いですね。

  1. 「保持する領域としてマーク」:削除される領域に指定されている赤紫の所を左クリックするか、そのまま線でなぞると、復活して写真に戻ります。
  2. 一方、「削除する領域としてマーク」:では逆に削除する領域を広げることが出来ます。写真として残っている場所を左クリックすると赤紫になります。
  3. これらを繰り返すことによって、徐々に削除する領域を決めていきます。ここで注意が必要です。一度削除したところが、他の位置を復活させようとすると、元に戻ってしまうこともあります。そして全体を見極めながら、必要な範囲を指定出来るまで続けます。

以上の作業を繰り返して目的の範囲を指定出来れば完成です

  1. 「変更を保存」を左クリックして背景を削除します。下の図は保存後のワードの画面です。「背景の削除」コマンドが終わり、ワードの画面に戻っています。
   

    背景を削除した原画を一時保存しておきましょう

  1. 写真の上で右クリックすると、メニューが表示されます。このポップアップメニューは正式には「コンテキストメニュー」と呼ばれます。
  2. 「=右クリックメニュー」の「図として保存」をクリックします
  1.   ♡豆知識
    ワードの画面内でも写真の外側で、右クリックすると左図のように「コンテキストメニュー」の内容は上図とは違ってきます。「図として保存」はありません。
    右クリックしたカーソルの位置(写真の上、選択した文字の上など…)によって、その位置に関する内容に変化します。
    右クリックメニューは使い慣れると、とても便利です。ほとんどのアプリに備わっています。是非使い慣れてください。

保存する原画像は「.png形式」で保存しましょう

  1. 「図として保存」メニューが立ち上がります
  2. 「「ファイルの種類」を「PNG(*.png)」にして、保存するフォルダーとファイル名を決めて下さい。
  3. よければ、右下の「保存(s)」をクリックして下さい。
  4. ※ 切り抜いた背景を「透明」のままで保存するためには、画像形式が「gif」か「png」形式でなければいけません。「jpg」形式など他の形式では、「透明(色?)」は無いので白色になってしまいます。

引き続き写真に色を付けてみましょう!

  1. 「図」を選んでいない状態なら左クリックして選んで下さい。
  2. タブメニューに 「図の形式」がありますので、選んで下さい。
  3. その下のコマンドにある、「調整」コマンドがあります。「背景の削除」は既に使いました。今回は「色」を使って見ましょう!もちろんあなた好みで、「アート効果」や「透明度」や「修整」なども試して見て下さい。

色を変更してみましょう!

  1. ㉑ 調整の「色」を左クリックすると左図のようにメニューが開きます。
  2. メニューの中程に㉒「色の変更」があります。サンプル画像の描く色の所にカーソルを載せると…。
  3. ㉓ ワードの画像の色がカーソルの載った色に自動的に変化します。色を変化させるための計算をしますので、パソコンによっては少し時間差があるかも知れません。載せたままで(クリックしてはいけません)待っていて下さい。
  4. 色が決まったらその色の上で「左クリック」して下さい。ワードの画面に戻って色が変わっているはずです。


色変更した写真を、右クリックして「.png形式」で保存しましょう!保存の仕方は、上で勉強済みですね!ワードのファイルは必要が無ければ保存する必要はありません。